こんにちはタケシです。
ダイソーのモバイルバッテリー300円の2000mAタイプ
スマホの充電用ですが、性能はどうなのか、検証して
本当の使い方を口コミします。
目次
ダイソーのモバイルバッテリー300円2000mAの性能
色々なサイトで調べてみると
初代、2代目、3代目があるようです。
今回の検証は3代目の製品となります。
説明書を見ると
最大入力 5.0V/1000mA microUSB端子
最大出力 5.0V/1000mA USB端子
リチウムイオンバッテリーが18650の
2000mAの容量の物が入っているようです。
このバッテリーは単体で安い物で
500円位で売られていますので
いかにこのモバイルバッテリーが
安いかがわかりますね。
充電時間目安 iPhone5で3.5時間(満充電)できるようです。
iPhone5のバッテリー容量は 1440mAhなので
これが満充電できるとの事なので
最低でも1440mAhの放電が
できるという事になります。
ここで、大切なのが出力が5Vという事です。
リチウムイオンバッテリーは3.7Vなので
5Vに電圧を上げて出力しているので
昇圧によるロスが発生します。
昇圧分として約26%位が消えます。
昇圧器の変換効率も影響しますので
26%よりロスは多くなると思います。
2000mAhの26%なので1480mAhとなります。
簡単に言えば、5Vの出力だと
1480mAhの放電が可能な
モバイルバッテリーだという事です。
その数値から見ると
iPhone 5 1440mAhを満充電できる
というのがわかります。
歴代のiPhoneに対する充電可能量
iPhone X 2716mAh 54%
iPhone 8 1821mAh 81%
iPhone 7 1960mAh 75%
iphone 6s 1715mAh 86%
iPhone 6 1810mAh 81%
iPhone 5s 1560mAh 94%
iPhone 5c 1510mAh 98%
iPhone 5 1440mAh 100%
1480mAhの放電が可能であるなら
上のような%の充電が可能なはずです。
iPhone6で充電テストを実施
バッテリーを交換したばかりの
iPhone6を使用 1810mAhの容量です。
残量を10%まで減らして
ダイソーモバイルバッテリー300円で
どこまで充電できるのか実験しました。
充電の結果は
10%→73%まで充電できました。
充電時間は1時間15分
63%分が充電できた事になります。
充電中の本来の充電容量を見るには
電源をOFFにして充電した方が
正確ですが、
確認しながら充電したので
機内モード+節電設定で充電しました。
正確ではありませんが
大体の単純計算で、
1140mA分が充電できた事になります。
この結果を見ると、説明書に書いてある
iPhone5を満充電はできないですね。
新品状態のiPhone5なら
79%位の充電が可能だと思います。
バッテリーが劣化していて
容量が80%に減っていれば
100%位の充電にはなるでしょう。
もしお持ちのiPhone5が100%充電できた場合は
iPhone5のバッテリーが80%以下に劣化しています。
放電時間
1A放電で1時間15分ですね
説明書にあるiPhone5を満充電(3.5時間)
という意味が不明です。
0.5A充電としても2時間30分になりますので
3.5時間放電はできないでしょう。
購入から数回充放電をした後は?
数回充放電をしてバッテリーが活性化した
後はどうなのか
21%から81%(電源は普通で機内モードも節電もしない状態)
まで充電できました。
60%なのではじめに検証した結果と同じでした。
なぜ蓄電容量が少ないのか
計算から5V換算で
1480mA位はあるのでは?と思いましたが
実容量は1140mAとなりました。
この20%の差は何かな?
と考えたのですが
モバイルバッテリーが
フル充電されていない可能性
DC-DCコンバーターの効率の悪さ
等が考えられます。
このモバイルバッテリーは
リチウムイオン筒タイプの
一般的な物が使用されていますが
リチウムイオン電池はフル充電して
保存した場合に劣化する率が高くなります。
安全性と寿命を考慮して
80%~90%位の充電で
止めているのではないか
と推測します。
モバイルバッテリーの充電に
関しても10%位のマージンを
取っているのではないでしょうか。
リチウムイオン電池の充電は
結構細かく制御する必要があるので
いい加減な制御で100%以上の
充電を続けると爆発などの
危険を伴います。
その為、フル充電になる前に
余裕をもって止めている
90%位の充電で止める
という制御をしている可能性も
考えらえます。
300円ですから
そんなに高機能なコントローラを入れられませんので
ある程度安全マージンを取っているはずです。
ダイソーのユーザー数を
考えても、性能より安全第一に
作られている可能性が
高いですね。
ダイソーのモバイルバッテリー300円の使い方
モバイルバッテリーの充電
付属のmicroUSBケーブルを本体に差し込み
パソコンやスマホ充電器のUSBポートに差し込みます。
青と赤のLEDが交互に点滅し充電中となります。
充電が完了すると青いLEDのみが点灯します。
モバイルバッテリーからスマホに充電
普段スマホを充電しているケーブルを
スマホに接続します。
モバイルバッテリーのUSBポートに差し込みます。
青いLEDが点灯します。
点滅し始めるとバッテリーが
終わりに近いサインです。
5分位で空になり充電が終了します。
1140mAの充電能力がありますので
今出ている機種であれば
80%~50%位の補充電が
可能になると思いますので
緊急用や外出用の充電用
モバイルバッテリーとしては
コスパは良いと思いますね。
リチウムイオン電池は普通に充電して使えば
約500回繰り返し使えますから
300円で毎日使っても1年半位使えるし
安いので、もしも無くしてしまっても気になりませんし
小さく軽いので、メリットは多いでしょう。
ダイソーのモバイルバッテリー300円のおすすめの使い方
フル充電はできないという事を考慮して
おすすめの使い方です。
普通に緊急用として
カバンに入れておく使い方も
いいのでしょうが
上記でも書いたように
リチウムイオン電池は100%充電で
劣化が早まります。
スマホの中もリチウムイオン電池なので
毎日100%充電をしていると
劣化が早くなってしまいます。
そこで、自分の使っているスマホを
ACアダプターではなく
このモバイルバッテリーで充電するようにして
90%位の寸止め充電器として活用する方法です。
私はiPhone6を使っていますので
このモバイルバッテリーで63%まで充電できます。
90%充電とするとバッテリー残量が30%位で
このモバイルバッテリーで充電してやれば
93%充電でストップするという事になります。
100%にならなければいいので
スマホのバッテリ残量が35%以下で充電すればOK
という事になります。
ノートパソコンなどには
リチウムイオンバッテリーの
劣化を止める寸止め充電の
設定機能にあるのですが
このように300円モバイルバッテリーを
メインの充電器として活用する事で
バッテリーの劣化を先延ばしにすることが
可能になります。
300円でできるのですから
やってみる価値はありそうですし
私もこの方法で
バッテリーの劣化を遅らせるつもりです。
300円なので2個買って
1個はメインの充電用
もう一つは持ち運び用として使っても
600円で実現できますので
とても使い道が広がります。
まとめ
ダイソーモバイルバッテリー300円 2000mAは
充電能力は1140mA
放電時間は1Aで1時間20分
90%以下の寸止め充電器として活用できる
寸止め充電でスマホの内蔵バッテリーの劣化を抑えられる
300円なのでコスパは良い
という結果になりました。
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